ほうれい線をメイクで美肌を保つテクニック|ファンデ溜まりを防止!
ほうれい線にファンデーションが溜まる「ファンデ溜まり」を防ぎたい人は、正しいスキンケア法とメイク法を学びましょう。また、ほうれい線に効果的なマッサージやエクササイズも取り入れると、効率良く悩みを解消できます。
ほうれい線にファンデ―ションが溜まる主な原因
ほうれい線にファンデが溜まる主な原因は、肌の水分量不足による乾燥です。
肌が乾燥していると、ファンデがピタッと肌に密着せず、ファンデのヨレや化粧崩れが起こります。
その結果、ファンデがほうれい線に溜まりやすくなるのです。
また、肌が乾燥していると、乾燥から肌を守ろうと皮脂が余分に分泌されるため、さらにメイクのヨレや化粧崩れが起こりやすくなります。
保湿は化粧水と乳液で念入りに
スキンケア化粧品の中で、肌の乾燥を防ぐために必要不可欠なのが、化粧水と乳液またはクリームです。まずは、化粧水と乳液で念入りに保湿することが大切です。
化粧水で肌がふっくらするまで潤す
保湿のカギとなるのが、化粧水です。洗顔後は肌が濡れているので、肌が潤っているように感じますが、肌内部は水分不足でどんどん乾燥していきます。
時間が経過すればするほど、肌に化粧水が浸透しづらくなるので、タオルで顔についた水分を拭きとったら、直ぐに化粧水で保湿するようにしましょう。
ほうれい線が目立つ人や乾燥肌の人は、保湿力の高い化粧水がおすすめです。
たっぷりの化粧水で肌の内部まで潤すことを意識して、肌がふっくらするまで念入りに浸透させましょう。
化粧水の量が少なすぎると、肌がしっかり潤わず、ほうれい線のファンデ溜まりを引き起こします。
乳液やクリームは化粧水の蒸発を防ぐ大切なステップ
「ベタついて化粧崩れを起こすから…」といった理由で、化粧水の後に乳液やクリームを付けなかったり、ほんの少量しかつけなかったりするのは、逆効果です。
乳液やクリームは、化粧水が蒸発しないように肌表面に膜をする大切な役割があるので、乳液やクリームの膜が不足すると肌が乾燥しやすくなります。
ベタつき感など乳液やクリームのつけ心地がどうしても気になる人は、さっぱりタイプのものを使用するか、塗った後にティッシュオフすると良いでしょう。
なお、美容液を使用する際は、乳液やクリームで肌に膜をした後だと肌に浸透しないので、必ず乳液やクリームを塗る前に使用してください。
※商品によっては使う順番が違うものもあるのでご使用方法を確認しましょう。
メイクの持ちを左右する化粧下地を使いこなす
化粧下地は、肌とファンデでを密着させる役割があります。
化粧下地の量が少なすぎたり、ムラになっていたりすると、ファンデが綺麗に密着しません。その結果、ファンデのヨレや化粧崩れが起こります。
ベースメイクはメイクの持ちを大きく左右する大切なステップなので、念入りに行いましょう。
メイクのヨレが起こりやすいほうれい線や口の周りは、指の腹もしくはスポンジを使って、ポンポンと密着させるように薄く均一に伸ばすのがポイントです。
ファンデーションの厚塗りはNG
まずファンデを塗る前に、前述のとおり下地クリームで肌を整えることを忘れないようにしましょう。
また、ついやってしまいがちな間違いが、「なるべくほうれい線を目立たなくしたい…」と、ファンデを厚塗りしてしまうことです。
特にメイク直しの際は、過剰に重ね塗りしないように気を付けましょう。
ファンデは重ねれば重ねるほど、ヨレて崩れやすくなりますし、厚塗り感がでて老けて見られるというデメリットもあります。
特に口の周りはよく動くので、ヨレたファンデがほうれい線に溜まりやすくなります。ほうれい線やしわが気になる部分こそ、ファンデは薄く伸ばすのが基本です。
ほうれい線の悩みにはリキッドファンデがおすすめ
ほうれい線を目立たなくさせるには、リキッドファンデがおすすめです。リキッドファンデはパウダーファンデと比べて水分量が多く、肌の潤いをキープしてくれる効果があります。
特に乾燥が気になる人には、ヒアルロン酸やコラーゲンなど保湿成分や美容液成分がプラスされたリキッドファンデがおすすめです。
また、リキッドファンデを使うと肌に透明感が生まれ、ツヤ肌に仕上がります。光が反射されやすくなるので、ほうれい線が光の反射で目立たなくなる効果もあります。
なお、乾燥肌がひどい人や乾燥が激しい冬場などは、リキッドファンデよりさらに保湿効果の高いクリームタイプのファンデもおすすめです。
いずれの場合も、ファンデ溜まり防止のために、厚塗りメイクにならないように気を付けましょう。
ほうれい線を目立たなくさせるメイク術
コンシーラー、ハイライト、フェイスパウダーのそれぞれの特徴を活かして、ほうれい線を目立たなくさせる方法があります。
コンシーラーを使用する
ファンデを塗る前に、カバー力のあるコンシーラーでほうれい線を目立たなくさせる方法があります。
リキッドタイプのコンシーラーで、自分の肌よりも明るい色を選ぶのがポイントです。
コンシーラーで頬とほうれい線の境目付近をジグザグに塗り、指を使って薄く伸ばしながら馴染ませます。これだけで、かなり目立つほうれい線も目立ちにくくなります。
ハイライトを使用する
ファンデを塗る前に、ほうれい線をハイライトで塗ることでも、ほうれい線が目立たなくなります。
自分の肌よりも明るめのリキッドハイライトを使い、ほうれい線上の約5箇所にのせ、指の腹で薄く均一に馴染ませます。ハイライトの持つ光の効果で、肌に立体感やツヤが生まれ、ほうれい線が目立たなくなります。
フェイスパウダーを使用する
ファンデを塗った後に、ほうれい線に微細ラメ入りのパウダーを軽く重ねると、ほうれい線が目立たなくなります。
ハイライト同様に、光の効果でほうれい線を飛ばしてくれる効果があります。
ラメ入りフェイスパウダーを塗る際のポイントは、ブラシで軽く一度だけなぞることです。何度も重ねると粉っぽくなってしまい、逆にほうれい線を目立たせてしまいます。
なお、最後にフェイスパウダーで仕上げるときは、微細ラメ入りパウダーをのせた後にしましょう。
その際は、せっかくのせたラメ入りパウダーが隠れてしまったり、落ちてしまったりしないように、ほうれい線の部分には重ね塗りしないように気を付けましょう。
マッサージとエクササイズで解消
ほうれい線ができる原因はさまざまですが、最大の原因は「肌のたるみ」と皮膚を支えている「表情筋の衰え」です。
つまり、たるみを解消し、顔の土台である表情筋をしっかり鍛えることで、ほうれい線の予防や解消ができるのです。
メイクで隠すだけでなく、ほうれい線を目立たなくするマッサージやエクササイズをプラスして、ほうれい線の悩みを根本から解消しましょう。
頬骨矯正マッサージ
凝り固まった頬下の筋肉を下から刺激して、頬骨をあるべき位置に戻すマッサージです。たるみを解消することで、ほうれい線を目立たなくします。1日1回行うようにしましょう。
- 手をグーにして、第2関節で頬骨を強めに押します
- 同様に頬骨と顎の骨の間にあるくぼみを押します
- 耳下からデコルテへ指を滑らせ、老廃物を流します
舌回しエクササイズ
舌で表情筋を刺激することで、ほうれい線を目立たなくします。左右1セットを1日3回行いましょう。
- 口を閉じて、舌先を鼻の下あたりの歯と唇の間に置く
- 口を閉じたまま、大きな円を描くように、右回りに舌をゆっくり一周させる
- (ほうれい線を内側から押すように行うのがポイントです。)同様に、左回りに一周させる
ほうれい線の悩みを解消して若々しい肌になろう
ファンデがほうれい線に溜まり、老けて見えたり疲れて見えたりして悩んでいる人は、紹介した正しいスキンケア法とメイク法を実践してみましょう。
また、マッサージやエクササイズを取り入れることで、より効果的にほうれい線対策ができます。ほうれい線の悩みを解消して、いつまでも若々しい肌をキープしましょう!