専業主婦は家庭を守っている主婦ならではの悩みがあるようです。

一方で、結婚・出産後も仕事を続けるワーキングマザーも家事・育児と仕事の両立に悩むことが多いもの。

今回は40代の主婦がどんな悩みを抱えているのかご紹介していきます。

おばさん01

40代主婦に多い悩みとは?

悩み

家事や子育てに追われ日々忙しく過ごしてきた主婦が40代に入って感じる悩みには、共通点があるようです。

ここでは、40代の専業主婦が抱える大きな悩みを6つ紹介します。あなたの悩みと重なるものがあるでしょうか。

社会との接点がない孤独感

40代専業主婦の大半は、妊娠や出産を機に家庭に入った人がほとんどです。

家事や育児に追われている間は、ただただ忙しくて人生について不安を感じる暇もないでしょう。

しかし、子どもの手が少しかからなくなってくると、今までよりも自分の時間が持てるようになってきます。

そして、その時に気づくことは、「社会との接点がない」ということ。

家事や子育てをしながら仕事をしている学生時代の友人と会うと、「私はこのままで良いのかしら?」と感じる方も多いでしょう。

専業主婦でも積極的に社会と交流している外向性のある女性も多いですが、一日中家で過ごして孤独感を感じている専業主婦も少なくありません。

家庭という閉鎖的な空間がストレスをさらにため込んでしまうのです。

仕事やサークルなどでほぼ毎日のように接する相手がいれば、その場で愚痴がこぼせるので、精神的にも救われることが多いと思います。

社会に出ていれば、職場などで気の合う同僚に他愛無い話をしたり、心配事があれば相談したりと、気軽に交流ができることは魅力です。

働きたくても働けない環境

40代は、慌ただしい子育て期間が終わり、子どもの将来の教育費や自分たちの老後の資金が気になってくる年代。

「家計のためにも、自分が輝くためにももう一度働きたい」と考えている専業主婦は多いと思います。

しかし、家庭によっては自分が働きたくても働けない環境の場合もあるでしょう。

外で働くには、まず夫の理解が必要です。特に「女は家で家庭を守るべき」という考え方の夫の場合、家計が苦しいから働きたいと思っても、思うようにはいかないもの。

結局、節約に徹するしかないでしょう。

「自分が働ければ、家計がもっと楽になる」と感じている主婦は多いのではないでしょうか。

外で仕事をすることに対して家族の了解を得られても、仕事探しでぶつかる壁は40代という年齢。

今は転職市場は活況ですが、ブランクのあった40代主婦が正社員の仕事に就けるのはかなりハードルが高いと言えるでしょう。

見つけられたとしても、お給料がやたら低いこともあります。

周りから暇だと思われている

毎日毎日、家事と育児をしっかりとこなしていても、周りからは「暇でしょ?楽でいいわね」と言われることがあります。

仕事をしている女性に比べると、専業主婦は自由な時間が多いと思われているようです。

しかし、専業主婦の中には、夫を支えるため、子どもを育てるためなど、家族が健やかに過ごせるように、あえて専業主婦という道を選択した人もいると思います。

掃除や洗濯、料理を一生懸命頑張っている専業主婦にすると、そんな周囲からの言葉はかなりショックなはず。

しかし、専業主婦の仕事は、外で働く人から見るととても楽に思われているのが現実です。

仕事場であれば、頑張りが評価されることがありますが、家庭では頑張っている家事や育児に対して嬉しい言葉や励ましをかけられることは少ないでしょう。

専業主婦の苦労が周囲から分かってもらえず、暇と思われていることが悩みの一つにあります。

夫との関係性で悩んでいる

40代は、子育てもある程度落ち着き、これから夫婦仲良く生活ができる年代のはずですが、意外に多いのが離婚や浮気などの問題。

40代の主婦を対象としたアンケートでは、夫に不満があり離婚を考えたことがある人が約半数いました。不満の原因は以下の通りです。

  • 夫がしっかりと向き合ってくれない
  • 夫との会話がない
  • 妻が家事をするのは当たり前と思っている
  • 休日は一日ゴロゴロしている
  • 少しでも文句を言うと「うるさい!」と言われる
  • 異性として見られなくなった

実生活でのこれまでの不満が溜まってきている専業主婦が多いようです。

義理両親や兄弟との関係

結婚すると気苦労が増えるのは、義理の両親や兄弟との関係です。

嫁姑問題は良く取り上げられる話題ですよね。

義理の親とのつき合い方には新婚当初から悩んでいる方が多いのではないでしょうか。

若い頃は我慢していても、40代ともなると、積もり積もってきた不満が爆発してしまう主婦もいるようです。

「帰省時が憂鬱」「義母がどうしても苦手」といった悩みはいつの時代も多い傾向があります。

とはいえ、義理の両親や兄弟は、子どもにとっては大事な祖父母、叔父・叔母であり、何よりも夫の両親と兄弟です。

付き合い方のコツを押さえて波風の立たない関係を築きたいものですね。

そのためにも、程よい付き合いがおすすめ。

ある程度の距離を置いた関係を維持していくとよいでしょう。

義理の両親が困っている時などにフォローすることを忘れなければ、あなたが困っている時にも力を貸してくれるでしょう。

老後の不安

40代主婦の悩みのひとつに老後の不安があります。

男性の40代は、会社でも責任あるポストにつき、気力も体力も十分にあるので、老後はまだ先のことと考えている方も多いでしょう。

しかし、家庭で孤独感を感じている専業主婦が老後について不安を感じるのも無理はありません。

不安な老後を招かないためにも、夫婦で協力をして40代から老後資金の準備を計画的に進めたいものです。

できれば老後は経済的、精神的にも自立して、子どもや身内の世話にならないことが理想ですよね。

しかし、いくら覚悟をしていても、いざ高齢になると体力もなくなり、病気になれば人の手を借りなければなりません。

また、現実問題として、年金だけで足りず金銭的に厳しくなる方も多いでしょう。老後を見据えて、40代のうちからしっかりと貯蓄をしていくことが重要です。

40代主婦の生きがいについて

生きがいについて

子育てが一段落し、自分の時間ができた時に40代主婦が突き当たる壁が「生きがい」。

これまで家族のために夢中で生きてきたので、自分のために何をしてよいか悩んでしまう方が多いようです。

新しいことを今から始め60歳で花開く!

今40歳だとしたら、60歳までにまだ20年もあります。

何か新しいことを始めるのに決して遅くはありません。自分が夢中になれそうなものを決めて、毎日練習したり、勉強したりすれば、60歳で大きく花開くでしょう。

人生90年と考えると、40歳はまだ半分にも達していません。語学でも楽器でも、スポーツでも何でも良いので自分が関心のあることを20年間で極めてみませんか?

仕事を始める

子どもの手がある程度かからなくなってきたら働くことが生きがいにつながることもあります。

パートで週2、3回の仕事や、短い時間でもOKの仕事ならば、家事との両立も可能です。

仕事を始めると、新たなコミュニティができ、自分が使えるお金も手に入ります。

外で仕事をすることで社会に貢献しているという実感も得られ、生きがいを感じられるでしょう。

40代主婦悩みの声

悩みの声

では40代の専業主婦が実際にどのようなことに悩んでいるのか、生の声を聞いてみましょう。

ネット上で40代主婦の投稿者がさまざまな悩みを打ち明けています。

口コミからピックアップして3つ紹介します。「あるある!」と言いたくなる方も多いのではないでしょうか?

40代専業主婦も生きがいを見つけてイキイキと過ごそう!

40代はまだ人生の半分です。社会との接点を持つことを第一に考えて、短時間の仕事から始めてみませんか?

近年はパソコンがあれば在宅ワーカーという道も開けています。

自分に合った働き方のスタイルを見つけていきましょう。

ブランクのある方は、地域の講座などに参加したりしてスキルアップしておくことも大切です。

 

写真提供:旅パレット

おばさん01