化粧水のおすすめは肌質によって違う!肌タイプ別の選び方
化粧水のおすすめの選び方について分からないという人もいるのではないでしょうか?
誰にでも合う化粧水というものは存在しません。どの化粧水がおすすめかは、肌質によって異なります。
肌質別の化粧水の選び方と注目すべき成分をまとめました。
乾燥肌は高保湿タイプの化粧水がおすすめ
肌がつっぱりやすい方、秋冬になると肌がカサカサする方、小じわが気になる方は、乾燥肌と判断できます。
乾燥肌には高保湿タイプの化粧水がおすすめです。
乾燥肌用や高保湿タイプと記載された化粧水を選べばよいのですが、配合成分にこだわってスキンケアをするのもおすすめです。
高保湿成分が含まれたものを選ぶ
代表的かつ人気の高保湿成分として、ヒアルロン酸とセラミド、コラーゲンが挙げられます。
しっかりと保湿すると肌の透明感が増しますので、美白効果も期待できます。
それぞれの成分が配合された化粧水を使うことで得られる効果は以下の通りです。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸には大量の水分を保持する能力があります。
そのため、ヒアルロン酸入りのローションを塗ると、肌の保水力がアップし、瑞々しさを長時間保つことができます。
薬用美白ケアの化粧水にも、ヒアルロン酸が含まれていることが多いです。
セラミド
セラミドは、人の肌内部や肌表面に存在している油分の一種です。
セラミドが存在することで肌は瑞々しさを保ち、肌細胞内の水分が蒸発しにくくなるのです。
また、セラミドには肌バリア機能を高める役割もあり、乾燥した空気や汚染物質が皮膚に入り込むことを防ぎます。
コラーゲン
コラーゲンは人の体を構成するタンパク質の1つです。
コラーゲンが充分にあると肌は弾力を保ち、ハリと潤いが実感できるようになります。
コラーゲンは年齢とともに減少していきますので、積極的に補い、肌に潤いをプラスしましょう。
注意!しっとりタイプは高保湿タイプではない
化粧水の中には「しっとりタイプ」と書かれたものもあります。
しっとりだから乾燥肌向けの保湿タイプだと考える方もいらっしゃいますが、実は、しっとりタイプと保湿タイプはまったくの別物なのです。
「しっとり」というのは、あくまでも使用感がジェルのようにしっとりとなっているだけで、肌内部を潤わせるとは限りません。
反対に「さっぱりタイプ」も、あくまでも使い心地がさっぱりとしているだけで、脂性肌に向いているわけでもないのです。
「しっとりタイプ」か「さっぱりタイプ」かは、使用感の好みだけで選んでください。
乾燥が気になる方、小じわや肌のかさつきが気になる方は、ヒアルロン酸配合やセラミド配合、コラーゲン入りの高保湿タイプ化粧水を選びましょう。
脂性肌はまず正確な肌タイプを知ろう
脂性肌は、さらに細かく3つのタイプに分けられます。1つは、肌表面が皮脂で光っており、しっかりと洗顔してもすぐに皮脂が出てくるオイリースキン。
ファンデーションをつけていても、ファンデーションが油で浮いてしまう方も、このオイリースキンに分類されます。
2つめは、肌表面は皮脂がたっぷりあるのに、肌内部は乾燥しているインナードライ肌。にきびや吹き出物ができやすいのに口周りや目元に小じわができやすい方は、インナードライに分類できます。
3つめはニキビ肌。皮脂が過剰にあるため、小鼻の周りや顔周り、おでこなどにニキビや吹き出物が出てしまいます。
思春期の一時期にニキビが出る方は多いですが、20代後半になってもニキビができやすい大人肌のニキビ肌の方も少なくありません。
オイリースキンはさっぱりタイプを選ぶ
肌の表面も内部も油分が多いオイリー肌は、使用感がさっぱりとした肌なじみの良い化粧水が心地よく使えます。
もちろん、脂性肌用のものを選んでください。特にビタミンC誘導体が入っているものをおすすめします。
ビタミンC誘導体は壊れやすいビタミンCを肌内部に届きやすく加工した成分で、過剰な皮脂の分泌を抑え、皮脂で開きがちな毛穴を収縮させる効果があります。
インナードライはしっとりタイプで乾燥対策が必須
インナードライ肌は、肌質としては乾燥肌に分類されます。ヒアルロン酸やセラミドが入った乾燥肌用の化粧水を選んでください。
肌表面のべたつきが気になる方は、さっぱりタイプの洗顔剤を使って、肌表面の余分な皮脂を丁寧に落としておきましょう。
ニキビ肌は薬用のニキビ対策商品を使おう
ニキビ肌は、薬用のニキビ用化粧水がおすすめです。汚れた手でニキビを触ると症状が悪化しますので、顔に触れるときは必ず手をきれいに洗うようにしましょう。
赤みが強いときはグリチルリチン酸2Kなどの抗炎症効果のある成分が入った医薬部外品の化粧水を、色素沈着や日焼けが気になるときはビタミンC誘導体が入った化粧水でニキビケアをします。
混合肌はしっとりした化粧水がおすすめ
部分的に乾燥していたり部分的にオイリーな肌は、しっとりタイプの化粧水で使用感はしっとりさせましょう。
混合肌の肌内部は乾燥していることが多いため、乾燥肌用の高保湿タイプの化粧水を使って、肌内部はしっかりと潤わせておきましょう。
敏感肌は低刺激な化粧水がおすすめ
ちょっとした刺激で肌が不安定になってしまう敏感肌の方は、低刺激の敏感肌用化粧水を選びましょう。
医薬部外品や薬用と記されていても、低刺激とは限りませんので、必ずサンプルを使用して1週間ほど試してから購入するようにしてください。
アトピー性皮膚炎の方も、敏感肌に分類できます。アトピー肌用の化粧水や自然派の化粧水を選び、肌に余計な負担をかけないように注意してください。
アトピー肌は肌が乾燥するとかゆみや赤みが増します。肌トラブルを解消する化粧水を見つけたら、しっかりと保湿してクリームやオイルで水分の蒸発を防いでください。
また、肌悩みが深刻なときは、化粧水はコットンを使わず手でつけるようにしてください。肌を抑えるようにゆっくりと化粧水を押し込むと、浸透力が増し、美肌ケア効果もアップできます。
アルコールフリータイプを選ぶ
敏感肌や肌の状態が安定しないゆらぎ肌の方は、化粧水に入っているアルコールが肌に刺激を与えることもあります。できればアルコールフリータイプの化粧水を選ぶようにしてください。
また、人によってはパラペンや香料、鉱物油が刺激となることもあります。化粧水で刺激を感じたときは、化粧水の成分表に記載されている成分を書き留め、何が原因なのか突き止めておくようにしましょう。
パッチテスト・アレルギーテスト済みのものを選ぶ
赤みや腫れといったアレルギー症状が出やすい方は、パッチテストを行ってから化粧水を購入するようにしてください。また、アレルギーテスト済みと記載された化粧水を選ぶこともおすすめです。
敏感肌向けブランドのものを選ぶ
どれを選んでよいか分からないときは、敏感肌向けのブランドを選べば、刺激を受ける可能性を低くすることができます。
もちろん、敏感肌向けの化粧水でも合わないことはありますので、できればサンプルを使用して1週間ほど試してから購入するようにしてください。
肌に合う化粧水できれいな肌になろう
高級な美容成分が入った高価な化粧水を使えば美肌になるというわけではありません。ご自分の肌質を見極め、肌に合った化粧水を使い、悩み別のケア方法を実践しましょう。
化粧水を使ったあとは、もちろん美容液や乳液・クリームでの保湿を忘れずに行ってください。
化粧水だけでなく乳液やクリーム、美容液等のアイテムも肌質に合うものを選ぶことが大切です。肌状態に合ったケア方法で、美しいハリ肌・ツヤ肌を目指しましょう。