肌の乾燥を放置しておくと、シミやしわの原因になるだけでなく、老けた印象を与えてしまいます。乾燥が深刻化する前に、早めにケアすることが大切です。

乾燥肌用の化粧水の選び方と効果的な化粧水の使い方について紹介します。

乾燥肌に効く化粧水の選び方

乾燥肌に効く化粧水

生活習慣を改めたうえで、乾燥肌に効果的な対策を始めましょう。

乾燥肌用のアイテムは数多くありますが、細かな粒子で肌表面だけでなく肌内部に保湿成分を届ける化粧水に注目してみましょう。

化粧水でたっぷりと保湿すると、その次に使うエッセンスローションやクリームの浸透力をさらに高めることができます。

高保湿成分

保湿用化粧水には、肌を保湿する成分が添加されています。特に次の4つは人気の保湿化粧品の成分表示に大抵記載されている成分ですので、特徴を把握しておきましょう。

セラミド

細胞間脂質“セラミド”は、肌の角質層にも多数存在する成分です。セラミドがたっぷりある肌は滑らかで、しっとりと潤っています。

しかし、セラミドが減ってしまうと細胞と細胞が離れてしまい、粉が吹いたりひび割れてしまいます。

セラミド入りの化粧水をたっぷりと塗ることで、不足するセラミドを人工的に補うことができます。

セラミドは加齢によっても減ってしまいますので、エイジングケア化粧品に含まれていることも多いです。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸とは、アミノ酸と糖質によって構成される多糖類の一種です。皮膚だけでなく眼球や関節部分にも多数含まれ、それぞれの器官の滑らかさを保っています。

ヒアルロン酸が不足すると肌は潤いを失い、少しの刺激や摩擦で切れやすい状態になります。ヒアルロン酸配合の化粧水を使って、肌の潤いを高めましょう。

なお、ヒアルロン酸は多糖類ですので、べたべたと粘つきます。

そのため、ヒアルロン酸成分配合の化粧水は、さらっとしたタイプのものはほとんどなく、やや糸を引くようなベタつきのある使用感が特徴です。

コラーゲン

コラーゲンは、角質の潤いを保持するタンパク質の一種です。

コラーゲンはセラミドと同じく加齢によって減少しますので、乾燥ケアのアイテムだけでなくエイジングケア化粧品にも含まれていることが多いです。

エラスチン

エラスチンも肌に含まれるタンパク質の一種で、コラーゲンを繊維状に結合し、肌の弾力とハリを保つ役割を果たしています。

肌の弾性が高まると保水力が高まり長時間潤いをキープすることができるため、近年、美容業界でもエラスチンに対する評価が高まっています。

エラスチンもセラミドやコラーゲンと同じく加齢とともに減っていきますので、適切に補充していきましょう。

刺激になりにくい化粧水を選ぼう

肌が乾燥しているということは肌本来のバリア機能が失われているということでもありますので、外部の刺激を受けやすい敏感な状態になっています。

保湿成分がふんだんに含まれた乾燥肌用の化粧水であっても、アルコールやハイドロキノン、着色料などの刺激性の高い配合成分のコスメは、肌が敏感な状態になっている場合には刺激になることもありますので、選ばないようにしましょう。

肌荒れがひどく、少しの刺激でもかゆみや赤みが出てしまうときは、かならずパッチテストをしてから購入しましょう。

二の腕の内側に化粧水を含ませたコットンを置き、かゆみや赤みが出ないか確認してください。

乾燥肌とは

乾燥肌とは

乾燥肌とは、十分に潤っていない状態の肌を指します。しかし、乾燥肌と一口に言っても、肌表面だけが潤っていない場合と肌の奥深くから潤い不足の場合があります。

肌表面だけが乾燥しているときはローションやシアバター系のクリームで即効性のあるケアができますが、肌内奥部から乾燥しているときは、乾燥肌用アイテムを使ってもすぐには効果が表れません。

乾燥が進むとひび割れやかゆみが生じることもある

乾燥が深刻化していないときは、肌がカサカサする、なんとなく突っ張るという程度の症状です。

しかし、乾燥が進むと肌がかゆくなり、さらに乾燥度合いが高まると、口の端や耳たぶの付け根、指の関節などが切れてしまいます。

ひび割れ程度なら医薬部外品などのスキンケアでも対応できますが、皮膚だけではなく肉の部分も切れてしまうと、スキンケアや家庭薬では対応できません。

ひび割れの前段階である“かゆみ”の時点で皮膚科に行き、適切な治療を早めに受けるようにしましょう。

肌が乾燥する理由

肌が乾燥する理由は、肌内部由来の理由と肌外部由来の理由に分けられます。何が原因かを見極めることで乾燥肌改善へのアプローチが変わりますので、該当するものはないかチェックしてみてください。

肌内部由来の乾燥肌の原因 肌外部由来の乾燥肌の原因

元々乾燥しやすい肌質であること

アトピー性皮膚炎や老人性乾皮症などの皮膚の病気

更年期や妊娠、授乳などによる女性ホルモンの量の変化

加齢

栄養バランスが取れていないこと

生活リズムの乱れ、睡眠不足や運動不足

タバコ

紫外線

空気の乾燥

急激な温度の変化

空気の汚れ

花粉やハウスダストなどの肌を刺激する物質

不適切な洗顔

基礎化粧品や洗顔料、メイクアップアイテムが肌に合っていない

化粧品やケアの方法を変えるだけでも乾燥肌は改善できる

肌内部の原因を取り除くには、生活習慣を見直す必要があります。

タバコや夜更かし、偏った食事などの体に害を与える習慣を捨て、バランスの良い食事と適度な運動、睡眠時間の確保などに努めていきましょう。

ホルモン量の変化や加齢などはどうすることもできませんが、生活習慣を改めるだけでも乾燥肌は大きく改善されますので、日々の努力が大切です。

また、外部由来の原因についても、空気の汚れや急激な温度変化などの避けようがない部分も多数あります。

しかし、洗顔やスキンケアを正しくするだけでも乾燥肌は改善できますので、まずはできることから始めていきましょう。

化粧水の正しい使い方を紹介

乾燥肌の化粧水

保湿成分が入った商品を選んでも、使い方が間違っていると期待するような効果が得られません。次の2つのポイントに注意をして、保湿効果を高めてください。

化粧水はコットンでつけよう

化粧水を手でつけるのも良いのですが、手で化粧水をハンドプレスして入れようとすると鼻などの高低差がある場所に上手に塗ることができず、ムラになってしまうことがあります。

また、ヒアルロン酸などの保湿成分は粘性が高い化粧水だとコットンをしようすると逆にムラになってしまう場合もございますので、商品ごとの正しい使用の仕方をご検討ください。

コットンにたっぷりと化粧水を染み込ませて、ゆっくりと顔に押し込むように浸透させてください。

ハンドプレスでお肌に化粧水を入れようと思っても、なかなか重ねづけって難しいですよね?その点、コットンなら重ねづけするのに優れています。

時間をかけてゆっくりと肌に美容成分を染み込ませていきましょう。価格が高すぎない化粧水を選べば、たっぷりと心置きなく使えますよ。

乳液やクリームでフタをしよう

化粧水だけを塗った状態で放置すると、肌に浸透した水分が蒸発してしまいます。かならず化粧水を塗ったら時間を空けずに乳液やクリームでフタをするようにしてください。

もちろん、乳液やクリームを塗るときも肌に刺激を与えないように注意しなくてはなりません。肌をこするように塗り込むのではなく、ゆっくりと時間をかけて肌に押し込んでください。

なお、乳液やクリームも高保湿タイプのものを選ぶと相乗効果が期待できます。

美白効果のある有効成分が入ったものやニキビケア効果がある商品、毛穴ケアコスメなど、ご自分の肌悩みに合わせて選んでもOKです。乳液でフタをする前に美容液を使うこともおすすめです。

乾燥肌用化粧水で粉吹きのない肌になろう

乾燥を改善する化粧水を正しい方法で使うことで、乾燥肌を改善していきましょう。元々乾燥肌体質の方も、丁寧なケアを続けていくことで肌質を改善することは可能です。

毎日、丁寧に時間をかけて透明感の高い美肌を作っていきましょう。