スキンケアのやりすぎが招く肌トラブル!健康な肌を取り戻すには
肌トラブルに悩んでいる人は、何が原因か把握できていますか?闇雲な対策はかえって肌の状態を悪化させてしまいます。
今回はスキンケアのやりすぎが招く肌トラブルに注目して、健康な肌を取り戻す方法を考えていきましょう。
スキンケアのやりすぎは肌トラブルを招く
クレンジング、洗顔料、化粧水、保湿液、美容液、乳液、クリームと、理想的なツヤツヤの肌を目指して努力しても、スキンケアのやりすぎはかえって肌トラブルを招く原因になります。
まずはスキンケアのやりすぎが原因で肌に起こるトラブルについて知っておきましょう。
スキンケアのやりすぎはニキビの原因になる
顔をゴシゴシこするような洗顔をしたり、肌がベタベタするほど乳液・クリームをつけすぎたりすると、肌の正常な「ターンオーバー」が乱れてしまいます。
ターンオーバーとは肌の新陳代謝のことで、約28日周期で古い肌から新しい肌に生まれ変わるしくみです。
ターンオーバーが乱れると皮脂が過剰に分泌され、さらに皮脂を栄養源にしているニキビの原因「アクネ菌」が繁殖、ニキビができるのです。
スキンケアのやりすぎに限らず、次のようなこともニキビの主な原因です。
- 脂性肌
- 糖分や油分の多い食生活
- ストレスの増加
つまり、ニキビを治療するためには、スキンケアの見直しだけでなく、生活習慣やストレスマネジメントも必要です。
スキンケアのやりすぎは毛穴が開く原因になる
スキンケアのやりすぎで肌のターンオーバーが乱れると、皮脂の過剰分泌によってニキビが発生するだけでなく、角質が詰まって毛穴が開く原因にもなります。
皮脂が過剰に増えると皮脂線が発達、皮脂の出口が大きくなってしまうことで結果的に毛穴が開いてしまうのです。
顔のTゾーンにあたる額から鼻にかけてのパーツには、他の顔のパーツに比べて7~8倍の毛穴があるため、スキンケアをやりすぎると毛穴の開きが目立ってしまいます。
日本人はスキンケアのやりすぎの人が多い
日本人は世界的に見ても、スキンケアをやりすぎている人が多いとされています。ある調査によれば、美肌に関して各国でイメージの違いがあるそうです。
たとえば、日本人にとっての「美肌」は追い求めるべき「理想」、アメリカ人にとっての「美肌」はチャレンジの成果である「強さ」、フランス人にとっての「美肌」は「リラックス」した自分とされています。
つまり、国別の美肌のイメージの違いが、すなわち日頃のスキンケア習慣の違いとなって現れているということです。
日本人のスキンケアは、理想を追求するがゆえにやりすぎてしまうことが肌への負担となっている可能性があるのです。
韓国は肌のきれいな人が多い
お隣の韓国では、肌が綺麗な人が多い印象がありませんか?
韓国は定期的に美容皮膚科に通い、徹底して肌管理をする女性が多いためです。
なおかつ、韓国の家庭料理であるキムチは美容効果があるためとも言われています。
キムチに含まれる「βカロテン」は体内で「ビタミンA」へ変換され、ビタミンAは肌や臓器を保護する働きがある美肌を保つには欠かせない栄養素です。
サラダなどで野菜を摂取する人が多いのも理由の一つだそうですよ!
韓国では生活習慣も食生活も美容にこだわったからこその肌の綺麗さなのです。
NGなスキンケアの方法とは
スキンケアを自己流でやっていませんか?肌の状態を正常に保つためには、洗顔・化粧水・保湿液・乳液・クリームなど、適量をスキンケアの正しい順番でつけることが大切です。
ここでは、かえって肌にダメージを与えてしまうことになるNGなスキンケアの方法をご紹介します。
化粧水を何度もつけている
化粧水のつけすぎは肌の乾燥の原因です。本当に肌が必要としている水分以上の水分を肌に与えても蒸発していくだけです。
さらに、蒸発した水分と一緒に肌の水分も蒸発してしまい、肌の乾燥を引き起こしてしまいます。
乾燥した肌は年齢関係なく小じわの原因です。化粧水のつけすぎには十分に気をつけましょう。
過剰な化粧水の付けすぎる注意点を以下の記事で詳しく紹介していますので、気になる方はこちらのらの記事もご覧ください。
乾燥肌におすすめのクリームとは?保湿力抜群の成分も紹介
複数の化粧品を顔に塗っている
肌質に合わないメイクも肌トラブルの原因のひとつです。肌の潤いは水分と油分のバランスで成り立っています。
いろいろな種類の化粧品を塗りすぎてしまうと肌に過剰な油分が与えられることになり、バランスが崩れて敏感肌や乾燥肌やビニール肌などの症状を引き起こします。
水分と油分のバランスを整えて肌に潤いを与えたいのであれば、化粧品の説明をよく読んで、正しい量を正しい順番で使うことが大切です。
スキンケアをやりすぎている年代とは
10代・20代は若いこともあって、スキンケアに関してはそこまで過剰なイメージはありませんが、30代・40代以降は肌のハリ・弾力が失われていくのを感じる世代です。
そう考えると、40代以降の年代ほどスキンケアをやりすぎていると言えそうですが、実際にスキンケアをやりすぎてしまいがちなのはどの年代なのでしょうか?
10代はスキンケアを過剰に行っている人が多い
実は10代から40代のなかで、最もスキンケアを過剰に行っているのが10代の人です。
10代の肌は20代・30代と比べて、特にスキンケアをしなくても潤いを維持できる状態にあります。
しかし、10代の思春期は成長ホルモンや男性ホルモンなどの分泌量が変化してホルモンバランスが乱れ、皮脂が過剰に分泌しやすくなっています。
いわゆる「思春期ニキビ」が発生しやすい年齢です。
思春期ニキビや皮脂の過剰分泌を気にして過剰なスキンケアを行うと、思春期のホルモンバランスの乱れに拍車をかけて肌に負担を与えてしまいます。
スキンケアに悩んでいる人が多いのは40代
年代とともに肌の悩みは変化します。
20代・30代の頃は「毛穴の黒ずみ」「にきび」が主な肌の悩みだったものが、歳を重ねると「ハリ・弾力のなさ」「シワ」になっていきます。
「40代はお肌の曲がり角」とも言われるように、更年期が近づく40代の肌は、年齢とともに肌のターンオーバーが長期化、女性ホルモンが減少し、それにともなって肌の潤いやハリ・弾力、ツヤが失われます。
40代は肌に大きな変化が訪れる節目のタイミングでスキンケアに悩むことが多いものです。
必要以上に悩むことはなく、正しい知識とやりすぎないスキンケアを心がければ、いつまでも若々しい肌を保つことができます。
スキンケアのやりすぎには注意しよう
スキンケアのやりすぎが肌トラブルにつながる理由がお分かりになったかと思います。
スキンケアを頑張りすぎて肌トラブルを招いてしまっては本末転倒です。
普段何気なくやっているスキンケアも、いま一度自分の肌の状態をチェックして適度に行うことが大切です。