乾燥肌かを診断でチェック!肌タイプ別のケア方法についても解説
肌トラブルの大きな原因は、間違ったスキンケアです。
健康的な美肌を目指すためには、自分の肌タイプを知り、乾燥肌の人は乾燥肌に適したスキンケアを行うことが大切です。
今回は自身の肌が乾燥肌か診断できる方法についても紹介します。
乾燥肌の診断は自覚症状や生活習慣をチェック
乾燥肌なのか診断する基準はいくつかありますが、自覚症状や生活習慣をチェックすることで判断しやすくなります。
3項目以上当てはまる場合は、乾燥肌の可能性が高いでしょう。
まずは、現在の肌状態や自覚症状から乾燥肌なのかチェックしてみましょう。
- 肌が白い粉をふいている
- 肌がかゆい
- 洗顔後、顔がつっぱる
- 顔のシワが気になる
- 年齢より年上に見られる
- メイク崩れしやすい
- メイクのノリが悪い
- ストッキングを履く際に破れてしまうことがよくある
- ビニール袋や紙がめくりづらいことがよくある
- 寝てる間に掻き傷ができていることがよくある
次は生活習慣から乾燥肌かチェックしてみましょう。
- 1日に何度も洗顔をしている
- 熱いお湯で洗顔をしている
- 脂性肌用やニキビ用化粧品を使用しても改善しない
- アルコール成分を配合した拭き取り化粧水を使用している
- オイルタイプのクレンジング剤を使用している
- 乳液やクリームを使用していない
- 脂っこい食べ物を良く食べる
- 偏食気味である
- 夏でも体が冷える
乾燥肌の特徴と原因
肌タイプは加齢や生活環境、季節などにより変化します。秋や冬など空気が乾燥する季節になると、乾燥肌の人が増加します。
乾燥肌は、肌に必要な皮脂量と水分量が共に不足して、粉をふいたようにカサカサになっている状態です。症状が悪化すると痒みを伴うこともあります。
また、乾燥肌は肌のキメを乱し、毛穴の開き、肌荒れ、小じわやたるみなどの老化現象を加速させます。
つまり、さまざまな肌トラブルを引き起こす大きな要因の1つでもあるのです。
乾燥肌になる主な原因は、さまざまです。
- 生活習慣や食生活の乱れ
- 加齢などによる肌のターンオーバーの乱れ
- 肌のバリア機能の低下
- 冷暖房による空気の乾燥
- 紫外線による肌ダメージ
- 間違ったスキンケア方法
- 偏った食生活による栄養不足
乾燥肌を改善し健康的な美肌作りをするためには、まず自分の肌タイプをきちんと見極めましょう。
そして、生活習慣や食生活を見直すとともに、乾燥肌に適したケアをしっかり行うことが大切です。
乾燥肌は食べ物で改善!体の内側から潤う美肌を作る食べ物
乾燥肌にはクリームやルクタイプのクレンジング剤がおすすめ
アイメイクまで簡単にスルっと落とすことができるオイルタイプのクレンジング剤を使用している人は多いのではないでしょうか。
しかし、オイルタイプのクレンジング剤は、クレンジング効果が高い分、肌への刺激が強く必要な油分まで取り除いてしまい、肌の乾燥を悪化させることもあります。
乾燥肌の人は、皮脂を取り過ぎず角質に必要な水分や油分をバランス良く残してくれるクリームやジェル、ミルクタイプの肌に優しいクレンジング剤を選びましょう。
特にセラミドやコラーゲン、エラスチンなど保湿成分が配合されたクレンジングがおすすめです。
乾燥肌に効果的なクリームの塗り方について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
乾燥肌におすすめのクリームとは?保湿力抜群の成分も紹介
落ちにくいアイメイクは、専用のポイントメイクリムーバーなどのアイテムを使用すると綺麗に落とせます。
乾燥肌の予防に繋がる洗顔の基本はぬるま湯で行うこと
洗顔フォームもクレンジング剤同様に肌に優しいドライスキン用として販売されているものを選ぶようにしましょう。
また、肌の汚れをしっかり落とそうとゴシゴシ強く擦るのは肌を刺激し肌トラブルの原因になるので控えましょう。
まず、洗顔フォーム用の泡立てネットなどを使用し洗顔フォームをしっかり泡立てます。
泡立った洗顔フォームを顔にのせ、皮脂の分泌が活発なTゾーンから洗顔を始めるのが基本です。
指先に力を入れ過ぎず、泡で肌の汚れを浮き上がらせるように優しく馴染ませるように洗うのが正しい洗顔方法です。
そして、洗顔の大切なポイントは、人肌くらいのぬるま湯でしっかりすすぐことです。
熱めのお湯で洗顔すると、肌のバリア機能を低下させ、肌の潤いや皮脂を必要以上に奪い、乾燥を引き起こします。
冬場など寒い時期はつい熱いお湯で洗顔しがちですので注意が必要です。逆に冷たすぎると肌の汚れがしっかり落ちず、ニキビなどの肌トラブルに繋がります。
ぬるま湯は乾燥肌予防になるだけでなく、毛穴を程よく開かせて毛穴の奥の汚れも落ちやすくし、肌への負担も少ないというメリットもあります。
洗顔後はすぐに保湿ケアで肌を乾燥から守る
顔は体の中でも皮膚が薄く乾燥しやすい部分です。特に洗顔後の肌は乾燥しやすい状態なので、すぐにフェイスケアを行いましょう。
まず、保湿効果の高いセラミド入りなどの化粧水をたっぷり肌の奥まで浸透させ、水分を補います。
その後はセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなど保湿成分入りの保湿効果の高い乳液で肌に膜をします。
美容液や美容オイル、クリームは、それぞれの肌の悩みに合わせて選ぶのがおすすめです。
例えば、紫外線による日焼けが気になる人は美白効果のあるアイテム、老化のサインが気になる人はアンチエイジング効果のあるアイテムをプラスするといった方法です。
美肌作りの基本は自分の肌タイプを知ること
洗顔料、化粧水、美容液、乳液、クリームなど化粧品を選ぶ上で基準となる大切なポイントが、人それぞれの肌タイプです。
美容皮膚科の専門医や化粧品カウンターの美容部員さんに、自分の肌タイプをチェックしてもらうのがベストですが、肌タイプの特徴を把握することで自分でも簡単に診断が可能です。
肌タイプは大きく分けて4種類
一般的に肌タイプは大きく分けて、普通肌、脂性肌、乾燥肌、混合肌の4タイプがあります。それぞれの特徴を参考に自分の肌タイプを診断してみましょう。
肌タイプ | 特徴 |
---|---|
普通肌 |
水分量が多く、皮脂量は少なめ 角層に水分が保たれ、肌のキメが整っている 毛穴は比較的小さく目立たない |
脂性肌 |
水分量も皮脂量も多い 皮脂の分泌量が過剰である 毛穴の開きや詰まりがある ニキビや吹き出物ができやすい 毛穴は比較的大きく目立つ |
乾燥肌 |
水分量も皮脂量も不足している 肌がかさつき、パサパサしている 肌のキメが乱れている 肌荒れなど肌トラブルを起こしやすい 毛穴は比較的小さく目立たない |
混合肌 |
皮脂量が多く水分量が不足している Tゾーンはベタつき、Uゾーンは乾燥する 肌のキメが乱れている 肌荒れなど肌トラブルを起こしやすい 毛穴は比較的大きく目立つ |
脂性肌ではなくインナードライ肌の可能性も!
上記の4タイプの他に、生活環境や生活習慣などにより近年増えているのが、隠れ乾燥肌と言われている「インナードライ肌」です。
インナードライ肌は、肌がテカテカするほど皮脂分泌が過剰なのに、実は肌の奥は乾いている肌状態です。
脂性肌だと思っている人のほとんどは、実はインナードライ肌だと言われているほどです。
インナードライ肌の主な原因は、乾燥肌同様に肌の乾燥です。肌が乾燥すると肌を乾燥から守るために皮脂が分泌されます。
脂性肌だと勘違いし、脂性肌用のスキンケアシリーズを使用したり、脂取り紙で過剰に皮脂を取り過ぎたりして、さらに乾燥肌を悪化させているケースも少なくないようです。
乾燥肌を改善して美肌を目指そう
実は乾燥肌なのに脂性肌だと勘違いして、間違ったスキンケアで肌トラブルの悩みを抱えている人は少なくありません。
まずは自分がどの肌タイプなのかきちんと判断し、乾燥肌であれば乾燥肌に合ったスキンケアを行い対策することが大切です。
乾燥肌を改善して潤いのある美肌を目指しましょう!