皆さんはスキンケアを行う際に何を重要視していますか?スキンケアに掛ける時間やお金は人それぞれかと思いますが、クレンジングを正しく行う事により肌トラブルを最小限に抑えてくれます。

クレンジングの種類によって洗浄力や肌への負担が違ってきますが、どの種類を使っても肌への負担です。

今回はクレンジングの選び方について解説しますので、クレンジング選びに困っている方は参考にして下さい。

クレンジングを選ぶコツを紹介

クレンジングを選ぶコツには肌が持つ機能があります。
肌自身は外部刺激から肌を守るバリア機能を持っています。バリア機能には以下の3つが挙げられます。

  1. 天然保湿因子
  2. 細胞間脂質
  3. 皮脂膜

上記が肌トラブルから肌を守ってくれますが、クレンジングを正しく行わないと肌トラブルを招いてしまいます。

クレンジングを正しく行わないと、ターンオーバーも妨げてしまうので、毛穴の詰まりやくすみも引き起こしてしまう可能性が高いです。

まずは、正しいクレンジングの選び方について解説しますので参考にしてみて下さい。

失敗しないクレンジング選びのコツを紹介

クレンジングを選ぶ際には費用や時間もある為、絶対に失敗したくありませんよね。

今回はクレンジング選びを失敗しないコツを3つ紹介しますので、どのクレンジング剤を選んで良いか迷っている方は、是非参考にしてみてください。

  1. オイルクレンジングは鉄板
  2. ミルククレンジングもおすすめ
  3. メイクアイテムと同じクレンジングを使用する。

オイルクレンジングを選んでみる

メイク用品はほとんどが油分を含んでいます。

オイルクレンジングを使用するとメイクの油汚れが浮き、メイクが落ちやすくなります。

ただ、水で軽く流せるオイルクレンジングの多くは、肌の潤いを奪ってしまう界面活性剤を使用しており、肌を乾燥させる傾向があります。まずはどんなオイルクレンジングに界面活性剤が使用されているかをチェックしましょう。

ミルククレンジングを選んでみる

肌に潤いを与えてくれるミルククレンジングはおすすめです。メイクとなじませた後、コットンでやさしく拭き取って洗い流しましょう。。しかし、コットンでゴシゴシと肌を拭いてしまう事やミルククレンジングの洗い残しがないように注意をしましょう。

メイクアイテムと同じクレンジングを使用する

メイクアイテムと同じブランドのクレンジングであれば、メイクとの相性を考えてつくられているのできちんとメイク落としてくれます。

また、メイクアイテムとクレンジング剤の洗浄力もちょうどよく作られている為、過度に潤いが奪われる心配もありません。

肌タイプで選ぶクレンジング

肌タイプで選ぶクレンジング剤

クレンジングのタイプにはそれぞれ特徴があり、自分の肌に合ったタイプを選ぶことが大切です。

メイクを落とす際に肌を乾燥させたりニキビを作ったりしないようにするため、肌質ごとのクレンジング剤の選び方をお教えします。

脂性肌に合ったクレンジング

皮脂の分泌が多い脂性肌は毛穴に皮脂が詰まりやすく、ニキビができやすい肌質といえます。

皮脂は素肌を乾燥から守るバリア効果あるため、皮脂が多めの人は乾燥肌にはなりにくい利点もあります。

脂性肌の場合は油成分の多いクレンジング剤は避けたいので、オイルタイプやクリームタイプとは相性が良くありません。

相性がいいのは水分主体のリキッドタイプやジェルタイプです。

リキッドタイプもジェルタイプも界面活性剤が多いか少ないかで洗浄力に違いが出るため、自分のメイクの厚さに合った洗浄力の製品を選ぶのがおすすめです。

乾燥肌に合ったクレンジング剤の選び方

界面活性剤は素肌を保湿する皮脂も洗い流し、素肌を乾燥させてしまう性質があるため、乾燥肌の場合は界面活性剤が少なめの製品を選ぶのがおすすめです。

洗浄力の強いリキッドタイプやオイルタイプは界面活性剤が多いため相性の悪い存在です。

そのため乾燥肌の場合は、メイクが厚めの場合はオイルタイプ、そうでない場合はクリームタイプがおすすめです。

混合肌に合ったクレンジング

素肌から皮脂の分泌が多めの場合は脂性肌、素肌からの皮脂や水分が少なく、乾燥しがちな肌を乾燥肌と呼びます。

そして顔の部位によって乾燥肌だったり脂性肌だったりするのが混合肌です。

例えば頬の辺りは乾燥しがちだけど、Tゾーンの辺りは皮脂が多め、などの場合は混合肌です。

クレンジング剤は肌質に合わせて選ぶことが大切なのですが、混合肌のように肌質が部分的に異なる場合は、部分によって適合するクレンジングタイプが異なります。

混合肌の場合は乾燥肌の部分の肌の負担を考え、界面活性剤の少ないタイプを使うのが無難です。このためクリームタイプやミルクタイプが無難な選択です。

敏感肌に合ったクレンジングの選び方

クレンジング

敏感肌は、肌のバリア機能が低下しており、少しの刺激でも肌がピリピリと軽い痛みを感じてしまう状態です。

敏感肌は肌が荒れている状態でもあるため、肌の負担の少ないタイプを選ぶのがおすすめです。

敏感肌は乾燥肌を併発している場合が多いため、その場合はクリームタイプやミルクタイプが無難です。

敏感肌だけど乾燥肌というほど乾燥していない場合は界面活性剤が少なめのリキッドタイプやジェルタイプの製品が相性の良い選択です

クレンジング剤は自分のメイクの濃さに応じて選ぶ

クレンジング剤の選び方について

クレンジング剤は種類によって洗浄力が違います。

厚めの化粧ほど、落とすには強い洗浄力のクレンジング剤を使う必要があり、薄めのナチュラルメイクならば洗浄力が弱いクレンジング剤で十分です。

クレンジング剤は洗浄力が強いタイプほど肌への負担も大きい傾向にあり、肌への負担は少ないに越したことはありません。

しかし大切なことはメイクをしっかり落とし、基礎化粧品によるスキンケアをすることなので、自分のメイクの濃さに合ったクレンジング剤を選ぶことが大切です。

肌タイプ別のクレンジングの選び方を紹介

クレンジング剤の種類

クレンジング剤を選ぶ際に重要な事は、自身の肌タイプ別に合ったクレンジング剤を選ぶ事です。

まずは、クレンジング剤にどのようなタイプがあるのかを紹介します。自身の肌タイプに合ったクレンジング剤の種類を選ぶ事が重要です。

クレンジング剤のタイプは主に5種類あります。

  • オイルタイプ
  • リキッドタイプ
  • クリームタイプ
  • ミルクタイプ
  • ジェルタイプ

コスメによるメイクはそのほとんどが油成分のため、水で洗い流すことができません。

油成分のメイクを落とすためにクレンジング剤には油成分を含むタイプ、含まないタイプ、微量しか含まないタイプ、などがあります。

油成分をあまり含まないクレンジング剤でも界面活性剤という洗浄成分が含まれるため、メイク汚れを落とすことができます。

乾燥肌や敏感肌の方はオイルタイプを選ぶのはNG

NG

オイルタイプは肌への負担が大きく、肌トラブルが起こりやすいため、敏感肌、乾燥肌の人は選びにくいタイプです・

オイルタイプは文字通りで油成分を主成分としたクレンジング剤です。

油分が多めで界面活性剤も多めに含む製品が多いため、洗浄力はクレンジング剤の中でも抜群です。

しかしその分、肌への負担も大きく、オイルタイプは良くも悪くも強力なクレンジング剤といえます。

ニキビや肌トラブルを抱えている人はリキッドタイプを選ぼう

リキッドタイプは主成分が水分であり、洗浄力は界面活性剤を頼った仕組みです。

このためリキッドタイプの中でも洗浄力が強めの製品は界面活性剤の含有量が多いということです。

リキッドタイプはオイルタイプのような油成分を避けたいけど、洗浄力はそれなりに強いクレンジング剤が欲しい、という人の選択肢です。

リキッドタイプの種類の中には油成分を全く使ってないオイルフリーの製品もあり、油成分を避けたい人に人気です。

例えばメイクは厚めにする場合が多いけど、皮脂が多くニキビができやすい肌質のため油成分は避けたいといった条件に適合します。

まつエクを使っている人にも最適

オイルフリーのリキッドタイプはまつエク(まつ毛のエクステ)を愛用する人の主要な選択肢にもなります。

まつエクは自分のまつ毛に専用の接着剤でくっつけており、まつ毛に接着されたまつ+エクが剥がれないようにメイクを落とすにはオイルフリーのリキッドクレンジングが最適なのです。

リキッドタイプは多くの製品がサラサラの液状なのでコットンを使ってクレンジングする方法もあります。

乾燥肌の方はクリームタイプを選ぼう

クリームタイプのクレンジング剤は肌に負担をかけない、肌に優しいタイプの代表です。

クリームタイプはクレンジング剤の中でも洗浄成分が比較的高く、界面活性剤の含有量は最も少ないタイプのため、乾燥肌に最適です。

クリームタイプは文字通りでクリーム状のため他のクレンジング剤と比べるとベタ付きが多く、洗い流しにくい面倒さもあります。

そしてアイメイクなどのポイントメイクを落とす洗浄力は低いため、どちらかというとナチュラルメイク落としのクレンジング剤です。

肌の負担を抑えたい人はミルクタイプを選ぼう

ミルクタイプは乳液タイプのクレンジング剤です。粘度はほとんどなく、サラサラの状態の製品がほとんどです。

ミルクタイプは肌への負担の少なさが最大の特徴であり、どちらかという肌への負担を抑えたいという人の選択肢です。

洗浄力はナチュラルメイクを落とすには十分ですが、厚めのメイクを落とすのは不十分の製品が多くなります。

肌への負担の少なさはクリームタイプと同等ですが、ミルクタイプはサラサラの液状のため顔につけて馴染ませる際、手による摩擦が多くなりがちな点に注意が必要です。

<h3油成分を避けたい人はジェルタイプを選ぼう

ジェルタイプはリキッドタイプと同じく水分を主成分としたクレンジング剤です。

水分を「ゲル化剤」という凝固剤で固めて、粘度を高く仕上げたものがジェルタイプです。

ジェルタイプはクレンジング剤の中でも粘度が高いため、手と顔のクッションの役割を果たし、顔に馴染ませる際に摩擦を軽減できる利点があります。

リキッドタイプと同じく油成分はほとんど含まれない、もしくはオイルフリーの製品も多く、油成分を避けたい場合の選択肢です。

リキッドタイプの洗浄力は含まれる界面活性剤の量に依存しており、界面活性剤の含有量が多い製品ほど洗浄力も高くなります。

クレンジングの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

ミルクベースのジェルタイプもあります

ジェルタイプの中にはミルクタイプをジェル状に固めた製品もあり、さまざまなバリエーションがあります。

ジェルタイプは製品によって主成分、洗浄力、肌への負担などが異なるため、特徴を一概に定義はできません。

共通する特徴は、ジェル状で肌への摩擦が軽減できる点です。

メイク箇所によってクレンジングを使い分ける

クレンジングを使い分ける

例えば厚めのアイメイクやリップは専用のポイントメイクリムーバーで落とす、というようにポイントメイクは専用のリムーバーで落としましょう。

全体のクレンジングは洗浄力が弱めのものでもOKです。

ポイントメイクのみリムーバーで落とすことで、トータルで肌への負担を減らすことができます。

混合肌の場合は部分的に使うクレンジング剤を使うのも、面倒ですが有効な方法です。

ポイントメイクや部分的な肌質に合わせて専用のリムーバーやクレンジング剤を用意する方法はその分、費用もかかりますが、トータルでは肌のケアに有効な手段となり、メイクの幅も広がります。

自分にあったクレンジングを選びましょう

クレンジング剤はそれぞれ洗浄力や肌への負担が異なりますが、なるべく自分の肌に合ったものを選ぶことが大切です。

部分的にしっかりとしたメイクがしたい場合は、ポイントメイク専用のリムーバーを用意することで小回りの効くクレンジングが可能です。