メイクに使うコスメは油成分が多いため洗顔料では落とし切れず、日頃からメイクする女性にとってクレンジングは大切なメイクの後始末です。

クレンジングで大切なことは、可能な限り刺激を抑え、肌への負担を軽減することです。

肌に優しいクレンジングの方法とクレンジング種類について解説します。

クレンジング剤の種類

クレンジング剤の種類

クレンジングは化粧水、美容液などの基礎化粧品と並んで、素肌の調子を整えるために大切な存在です。

クレンジング剤には以下の種類があります。表でまとめましたのでご覧ください。

下記の表で、刺激が低めになるほど肌に優しいと考えてOKです。

クレンジング(種類) 洗浄力 刺激 備考
ミルク 低め 低め 粘性が少なく、肌への摩擦が多くなりやすい
クリーム 普通 低め 粘性が高く肌への摩擦を軽減できる
ジェル 普通 普通 粘性が高く肌への摩擦を軽減できる
クレンジングシート 高め 高め 拭き取りタイプのため摩擦も多くなりやすい
オイル 高め 高め
リキッド 普通 普通 製品によって洗浄力と刺激が異なる

クレンジングの主な目的はメイク落としです。

クレンジング剤はメイクを落とす「洗浄力」と、「肌への負担」の2つの要素を考慮しましょう。

メイクはしっかり落としつつも、肌への刺激はできる限り軽減できるように努めることで肌に優しいクレンジングとなります。

この2つの要素はクレンジング剤の種類によって異なります。

例えばミルク系クレンジング剤は洗浄力も肌への負担も弱めで、肌に優しいクレンジング剤のタイプです。

オイル系は洗浄力が抜群ですが肌への負担も大きいという特徴があります。

クレンジングの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

敏感肌のクレンジング方法

敏感肌のクレンジング方法

敏感肌は刺激に弱く、少しの刺激成分でも肌がチクチクと軽い痛みを感じる場合があります。

クレンジング剤には少なからず刺激成分が配合されているため、敏感肌に悩む人は肌に優しいクレンジング剤の選択が大切です。

敏感肌とは

敏感肌、乾燥肌、とよくいわれますが、どちらも正式な医学用語ではなく明確な定義もありません。

敏感肌とは、化粧品や石鹸などを顔に塗ったときにヒリヒリ、またはチクチク、と焼けるような刺激を感じる状態を指します。

化粧品や石鹸などは弱いながらも刺激物が含まれるため、少しの刺激でも肌がそれを敏感に感じ取ってしまう状態を、敏感肌と呼ぶ場合が多いです。

敏感肌は紫外線などの、外的要因で素肌の角質を保護するバリア機能が低下し、肌が荒れてしまっている状態です。

ストレスや体調不良もバリア機能を低下させる要因です。

つまりバリア機能を低下させる要因を取り除けば素肌のバリア機能が正常に戻り、敏感肌が改善されることもあり得ます。

日差しが強い日は日焼け止めを塗るのも素肌のバリア保護に有効です。

負担の少ないクレンジング剤を選びましょう

クレンジング剤は種類によって強弱はありますが、どのタイプにも大なり小なり刺激成分が含まれます。

敏感肌の場合は肌への負担が少ない、いわゆる肌に優しいタイプが推奨されます。

肌への負担が少ないタイプは「ミルク系」と「クリーム系」です。ただしどちらも洗浄力はあまり強い方ではありません。

敏感肌の場合、マスカラや口紅などの落ちにくいメイクは部分的に洗浄力が強いオイル系を使い、全体はミルク系やクリーム系を使うのがおすすめです。

一回のクレンジング剤の量はやや多めがおすすめ

クレンジングの際はまずクレンジング剤の適量を手に取るのですが、このときにクレンジング剤が少なすぎると肌への摩擦が増えて肌を傷めることにもなるため、やや多めにとるのが肌に優しいクレンジングのコツです。

クレンジング剤はTゾーンやUゾーンに、あまり擦らずになじませるように優しく塗っていき、最後にぬるま湯で洗い流します。

コツはあくまで擦りすぎず、馴染ませるように優しく塗ることです。

そしてクレンジング剤は多かれ少なかれ肌に負担を与えるため、クレンジングのトータル時間は長くても1分以内を心がけましょう。

冷水や熱すぎるお湯ではなく、ぬるま湯で洗い流すのもコツの一つです。

乾燥肌向けのクレンジング方法

乾燥肌のクレンジング方法

敏感肌の人は同時に乾燥肌になってしまう可能性もあります。この2つの状態はどちらも肌のバリア機能の低下が要因で起こります。

乾燥肌とは

乾燥肌と敏感肌は関連する場合があります。乾燥肌は文字通り肌の水分が不足してカサカサになり、肌がハリを失っている状態を指します。

肌は本来、適度な水分を保つのですが、上記で解説したような素肌のバリア機能が低下すると水分を保持する力が弱くなり、乾燥肌になりやすくなります。

肌のバリア機能が低下する要因は紫外線などの外的要因もあれば、ストレスや疲労の蓄積などもあります。

つまり何かしらの要因で肌のバリア機能が低下すると、敏感肌にも乾燥肌にもなってしまう可能性があります。

乾燥肌は空気が乾燥した場所でもなりやすいため、秋から冬にかけて空気が乾燥する季節は特に注意が必要です。

基礎化粧品の化粧水と美容液は保湿効果があります。

洗顔後に化粧水しかつけない人もいますが、乾燥肌の場合は両方つけて保湿することが推奨されます。

美容液は保湿以外にもシミやシワ予防などの美容成分が含まれます。

負担を抑えた優しいクレンジング

乾燥肌も敏感肌と同様に素肌を保護するバリア機能が弱まっており、肌が荒れやすい状態といえます。

クレンジング剤は肌に優しいタイプが推奨されます。

肌の負担が少ないタイプは上記でも解説した「ミルク系」と「クリーム系」です。

乾燥肌のクレンジング方法は上記で解説した敏感肌のクレンジング方法とほぼ同じです。摩擦をできるだけ少なくして、全体に馴染ませる感じでクレンジング剤を肌に行きわたらせ、ぬるま湯で洗い流します。

そして長くても1分以内の、ごく短時間で仕上げるのが肌へのダメージを抑えるコツです。

ニキビの方向けおすすめクレンジング

にきび向けのクレンジング

ニキビが発生しやすい肌の場合、クレンジングは素肌をできるだけ刺激しないように、摩擦を軽減できる、粘性の高いタイプを使うことが推奨されます。

粘性が高いクレンジング剤の代表的な存在はジェルタイプとクリームタイプです。

ジェルタイプ、クリームタイプは粘性が高く、肌と手の間のクッションの効果があるため、摩擦を軽減できる意味で肌に優しいタイプです。

ニキビが発生する仕組み

ニキビが発生する仕組みは、毛穴に皮脂の分泌が多くなり、アクネ菌という常在菌が繁殖してしまうためです。

この仕組みは思春期に発生しやすい思春期ニキビも、大人になってから発生する大人ニキビも同様です。

思春期に発生するニキビは身体の急成長に伴うホルモンバランスの乱れが原因ですが、成人後の場合はストレスや疲労が蓄積してホルモンバランスが乱れ、ニキビができる場合があります。

ストレスや疲労は肌のバリア機能を低下させ、敏感肌や乾燥肌を引き起こします。そのような状態で肌に過度な摩擦などの刺激を与えると防御反応として皮脂の分泌が増え、ニキビが発生する場合があります。

ニキビ肌と相性のいいクレンジング剤

バリア機能が低下している肌を摩擦しすぎるとニキビが発生しやすくなるため、できるだけ摩擦を抑えて使えるクレンジング剤が求められます。

ニキビ肌におすすめなのは洗浄力が高めで、摩擦が少なくて済むジェル系です。

ジェル系は適度に粘液性のため、手と肌の間のクッションとなり、過度な摩擦を防ぎます。

クリーム系とミルク系は肌への刺激は少ないのですが、ジェルほどの粘力はないため、どうしても肌への摩擦が多くなりやすい点に注意が必要です。

クレンジングの選び方

クレンジングの選び方

クレンジング剤はタイプによって洗浄力と肌への刺激が異なります。

主要なクレンジング剤の洗浄力と肌への刺激の強さを以下の表にまとめました。

【肌への刺激・負担】の★が少ないほど肌に優しいタイプといえます。

クレンジングタイプ 洗浄力 肌への刺激・負担 備考
ミルク 粘度が少ないため肌への摩擦が多くなりがち
クリーム ☆☆ ★★ 粘度が少ないため肌への摩擦が多くなりがち
ジェル ☆☆☆ ★★★ ジェルの粘度で摩擦は抑えることができる
クレンジングシート(メイク落としシート) ☆☆☆☆ ★★★★★ シートで擦るから肌への刺激が強い
オイル ☆☆☆☆☆ ★★★★

上記の表以外にもリキッドクレンジングというクレンジング剤もあります。

リキッド系は水のようにサラサラしているため、コットンに浸み込ませて化粧水のように付ける方法もあります。

リキッド系は製品によって洗浄力や肌への刺激が異なり、多様な製品があります。

低刺激なクレンジング方法

低刺激のクレンジング方法

クレンジング剤はなるべく肌を擦らないようにして、肌に馴染ませるように使うのが、肌に優しい上手な使い方といえます。

そのためクレンジングシートのように擦らずに使うのが難しい構造ではどうしても摩擦が強くなってしまい、摩擦による肌への負担が大きくなります。

肌への刺激が強い成分が使われていても、ジェルのように摩擦をかけずに馴染ませることができるタイプは摩擦による負担を軽減できるため、ニキビ肌との相性がいいです。

オイル系も比較的摩擦をかけずに済むタイプといえます。

リキッド系は水のようにサラサラのためコットンを使って顔に付ける方法もありますが、クレンジングシートでのクレンジングと同様に肌への摩擦が強くなります。

手でつけるとしても粘度がほとんどないため、肌への摩擦が多くなりがちです。

リキッド系は成分が低刺激でも、摩擦による刺激を避けるのが難しいタイプといえます。

クレンジングの方法について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

肌に優しいクレンジングで肌トラブルを抑えよう

クレンジング剤はさまざまなタイプがありますが、すべてのタイプが刺激物を含むため肌へのダメージが懸念されます。

クレンジング剤は肌へのダメージを考えると、できる限り低刺激で使えるタイプを選ぶのが無難です。