クレンジングの正しいやり方を知っていますか?クレンジングの方法を間違わず行えば、肌へのダメージをなくすことができ、美肌作りを助けます。

クレンジングのやり方、種類、注意点を頭に入れることで、毎日のメイク落としがスムーズになります。

クレンジングのやり方を順を追って紹介

クレンジングのやり方

正しいクレンジングの順番を知りましょう。クレンジングのやり方を間違えていると肌がダメージを受けてしまい、肌トラブルにつながります。

肌へ負担を与えずメイクを落とすために、適切な順番で、かつ1つ1つ丁寧にクレンジングを行うことが大切です。

まずは手を洗う

化粧品は手が汚れたまま使うと製品に細菌が混入してしまい、品質が変わります。

細菌の混入で品質がよくなることはなく、製品本来の効果が消えてしまうなど、マイナスの効果しかありません。

また汚れた手で顔に触れることで、細菌が傷口やニキビから入ってしまい、肌トラブルを引き起こす原因にもなります。

細菌が原因で顔が赤みを帯びたり、ニキビが悪化してしまうのです。

くれぐれもクレンジングを行うときは手を洗ってから行ってください。

ポイントメイクをオフ

アイメイクやリップなどのポイントメイクには専用のポイントメイクリムーバーを使います。

ポイントメイクリムーバーは洗浄力が強いので、ベースメイク用のクレンジングではキレイに落ちづらいところも落とすことができます。

ポイントメイクリムーバーを使うときはまずコットンにしっかりと染みこませます。量が少ないとしっかりと拭き取れないことがあるので、たっぷりと使ってください。

コットンの準備ができたら、メイクを落としたいところに10秒くらい置いてなじませてから拭き取ってください。

マスカラを取るときはコットンでまつ毛を挟む、目のキワの敏感な部分は綿棒を使うなど、ポイントによってやり方を変えていくと使いやすいです。

ベースメイク用のクレンジング剤のみでフルメイクを落とそうとすると、つい手に力が入ってしまい、肌を傷つけてしまうことがあります。

また、まつエクを使っている場合、オイルタイプのリムーバーを使うと取れてしまうことがあります。まつエクをつけているなら、オイルフリーのリムーバーをおすすめします。

クレンジングとポイントメイクリムーバーは用途が異なるので、あらかじめどちらも用意しておくとスムーズにスキンケアが行えます。

正しいスキンケア方法について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

クレンジングは手をふいてから

クレンジングは手を拭いてから

ポイントメイクをオフしたら、いよいよクレンジングを行います。クレンジングを行う前に手は拭いて乾いた状態にします。

手が濡れていて水気がクレンジングと混ざると、クレンジング効果が薄れてしまうからです。

慌てず手をキレイに拭いてからクレンジングを開始してください。

皮脂の多いところからデリケートなところへ

クレンジングはおでこや鼻など、皮脂量の多いところから行ってください。皮脂が多い分時間がかかるからです。

おでこや鼻からほほ、最後に目や口の周りの敏感な部分をクレンジングします。こすらず優しくゆっくりとするのが肌を傷つけないコツです。

ぬるま湯を使ってすすぐ

クレンジング剤をすすぐときはぬるま湯で行ってください。

お湯が熱すぎると皮脂や水分を取り過ぎてしまい、肌がカサカサになってしまうことから乾燥肌の原因になります。

かといって冷水では皮脂が十分に浮き出してきません。30度から32度くらいの温度が毛穴の汚れを浮かせやすくなるので、温度調節した上で顔をすすぎます。

清潔なタオルで水気を吸い取る

すすぎ終わったら清潔なタオルで水気を吸い取ってください。タオルは力を入れなくてもソフトタッチで十分水気が取れるので、決してこすらないでください。

タオルでこすることで肌に余計なダメージを与えてしまいます。スキンケア全般にいえることですが、肌を傷めないよう優しく扱うことが大切です。

クレンジングの種類

クレンジングにはたくさんの種類があります。成分やテクスチャーがそれぞれ異なるので、メイクの濃さや肌の状態で最適なクレンジングが変わってきます。

クレンジングの種類によって異なる成分や特徴の違いを知り、自分に合っているものを使ってください。

クレンジングタイプ別の効果

乾燥肌や敏感肌にはクリームタイプやバームタイプが向いていて、オイルは強い洗浄力を発揮するなど、種類によって違いがあります。

洗浄力、メイクの濃さ、肌タイプ、まつエクの有無で最適なクレンジングを探せるように分かりやすく表にまとめました。

表を見れば最適なクレンジングをすぐに探すことができます。

洗浄力 対応できるメイクの濃さ 向いている肌タイプ まつエク
クリーム 普通 薄め 乾燥肌 ×
ミルク 低い 薄め 乾燥肌 ×
バーム 高い 万能 万能 ×
オイル 高い 万能 オイリー肌 刺激は強め ×
ローション 低い 薄い 乾燥肌
ジェル 低い 薄い 乾燥肌
拭き取り 普通 薄い 刺激が強いので使用は極力避ける ×

しかし、まつエクに関しては、商品によっては「まつエクOK」「まつエクNG」となっている処方もありますので、ご使用方法を必ず確認してみましょう!

クレンジングの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

クレンジングのときに気をつけること

クレンジング時の注意点

クレンジングをする際、肌トラブルを防ぐためにいくつか気をつけておくべきことがあります。

肌トラブルを避けるためには、必要な美容成分を肌に取り入れること以上に、スキンケア製品の適切な使用方法を知ることが大切です。

帰宅後すぐにクレンジングしよう

メイクは決して肌によいものではありません。つける時間が短いほど肌に負担がかかりません。

美容への意識が高い人は、肌を休めるために必要のないときはノーメイクで過ごしています。

仕事や学校から帰り、1日の用事がなくなれば、もうメイクを続けておく必要はありません。すぐにメイクをクレンジングし、肌をメイクの負担から解放しましょう。

クレンジングは適量を使う

クレンジングの使用量が少ないと、少ない量を肌の上で伸ばすためにどうしても手に力が入ってしまいます。

クレンジングを使うときは使用量を多めに使うことをおすすめします。もったいないと感じるかもしれませんが、多めに使うことで肌への負担もかからなくなります。

ぬるま湯を使う

ぬるま湯を使うことで油分を落としやすくなります。ただ高温になると油分を落としすぎてしまうので、ぬるま湯がちょうどいいのです。

忙しくてクレンジングにかける時間をあまり取れない方の場合、メイクを肌から落としきれないことによるメイク汚れの肌トラブルが多いです。

肌にダメージを与えず、かつ効率よく落とすため、30度から32度くらいのぬるま湯を使ってください。

こすらず優しく速やかに

クレンジングでこすると肌にダメージを与えてしまいます。

クレンジングはメイクを落とすためのものなので、肌に優しい成分が配合されている製品でもどうしても負担になる部分があるのです。

肌をこすることで肌は摩擦によるダメージを受けてしまいます。

摩擦によるものだけでなく、クレンジングの刺激物を肌の奥深くまで浸透させる結果になり、さらにダメージが蓄積されます。

クレンジングはこすらず優しく、そしてスピーディーにサッと落とします。

洗顔・スキンケアを忘れずに

メイク落とし後の洗顔やスキンケアは必ず行ってください。

洗顔方法は、クレンジングのときと同様にぬるま湯で行い、また肌に力を入れすぎないように行います。

スキンケアは洗顔後に化粧水→美容液→乳液やクリームといった順番で行います。

最後にパックを使うのもおすすめです。

正しいクレンジングが明日の美肌につながる

正しいクレンジングのやり方を身につけることで肌への負担を最小限に抑えることができます。

メイクは必ず行うものですから、どうしても肌はダメージを受けてしまいます。しかし肌へのダメージを減らすことで、いつまでも若々しい肌を保つことができます。

明日の美肌は地道なクレンジングから生まれます。