女性が男性よりも冷え性になりやすいのにはいくつかの原因があります。

冷え症の原因を突き止めて、正しく対策しましょう。冷え性が引き起こすトラブルや簡単にできる対策についても併せて解説するので参考にしてくださいね。

女性が冷え性になりやすい6つの原因

冷え性の原因

男性よりも女性に多い冷え性。実は、女性が冷え症になりやすい原因は身近なところに隠れています。

体が冷える原因を知れば、正しく冷えの対処をすることができますよ。あなたに当てはまる原因がないか順番に見ていきましょう。

女性が冷え性になる原因には筋肉量が少ない事がある

筋肉には体を動かすという役割の他に、エネルギーを消費して熱を生み出すという役割があります。

しかし、女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、熱を生み出しにくく体が冷えやすいのです。

また、筋肉量が少ない女性はエネルギーを消費しにくいため、脂肪がつきやすいという特徴もあります。

脂肪は外部の熱を通しにくい上に一度冷えると温まりにくいため、余計に体が冷えてしまいます。

女性が冷え性になる原因には血行が悪くなっている事がある

筋肉で作られた熱は血液によって全身に送られます。しかし、血行不良になると体の末端まで血液が届かず体が冷えてしまいます。

また、血行不良は冷えだけでなく、頭痛や肩こりの原因となることもあります。

女性が冷え性になる原因にはホルモンバランスが乱れていることがある

女性の場合、環境が変わったりストレスを感じたりするとホルモンバランスが乱れます。

ホルモンバランスが乱れると、自律神経のバランスも乱れて交感神経が優位になります。

交感神経には血管を収縮させる働きがあるため、血流が悪くなり冷えに繋がるのです。

女性が冷え性になる原因には冷えやすい服装をしていることがある

スカートやパンプス、ストッキングなどは保温力が弱いため体が冷えやすくなります。

そのため、ズボンやブーツなどを活用して冷えを防ぐことが理想的です。

しかし、スカートやパンプスの着用を義務付けられている職場もあります。膝掛けや厚手のストッキングなどをうまく活用しましょう。

女性が冷え性になる原因には過度のダイエットをしている

体の熱は、糖質がビタミンやミネラルの力を借りて分解されることによって作られます。

つまり、過度の食事制限によって、糖質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が不足すると冷えに繋がるのです。

また、ビタミンEには血管を拡張する働きがあります。そのため、ビタミンEが不足すると、血行不良になり体が冷えます。

そして、ビタミンB12や葉酸が足りなくなると、貧血に繋がります。

熱は血液によって全身に送られるため、貧血になると全身に熱が届かず体が冷える原因になります。

暴飲暴食・タバコなどの不摂生をしている

食べ過ぎや飲み過ぎ、喫煙も体を冷やす原因になります。

「ストレス解消のためについつい不摂生な生活をしてしまう」という人も多いですが、冷え性を解消するために不摂生は控えるのが理想的です。

女性が冷え性になる原因には食べ過ぎがある

過度のダイエットは冷えの原因になるとお伝えしましたが、毎日お腹いっぱいになるまで食べることも禁物。食べ過ぎると、食べ物を消化するために血液は胃腸に集まります。

血液が胃腸に集まると、熱を作り出す働きがある筋肉の血液が不足して、熱をうまく作りだせなくなるのです。

また、食べ過ぎは糖尿病などの生活習慣病を引き起こす可能性もあります。健康のためにも、腹八分目を心がけて食べるようにしましょう。

女性が冷え性になる原因には過剰な飲酒

アルコールが肝臓で分解されてできるアセトアルデヒドには血管を拡張する作用があります。そのため、お酒を飲むと一時的に体が温まったように感じます。

しかし、アルコールには利尿作用があるため、飲酒をすると大量の水分が失われます。

体内の水分が少なくなると血液は濃くドロドロになるため、熱を持った血液が毛細血管にまでうまく行き渡らず冷えを引き起こします。

女性が冷え性になる原因には喫煙が関係している

タバコにはニコチンという物質が含まれており、血管を収縮させる作用があります。血管が収縮すると、血行不良になり冷え性に繋がります。

また、過剰な喫煙は血圧も上げて血管に負担をかけるため、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす可能性もあります。

冷え性が引き起こす体の不調

冷え性が起こす体の原因

冷え性の症状は体の冷えだけだと思っていませんか?

しかし、冷え性は「寒く感じる」「手足が冷たい」などの冷えの症状以外に、体の不調を引き起こしたり、美容に影響を与えることもあります。

ここでは、冷え性の代表的な症状を4つ紹介します。

不眠

人の体は、睡眠中に脳や内臓の温度を下げることによって疲労を回復します。

通常であれば、手足から熱を放出して脳や内臓の温度を下げますが、手足が冷えているとうまく熱が放出されません。

結果として、脳や内臓の温度が下がらず寝付きが悪くなるのです。

肌のくすみ・荒れ

血液には、体に栄養を送る働きがあります。しかし、冷え性の人は血液の循環が悪いため、肌にまで栄養が行き渡りません。

肌に栄養が不足すると、新しい肌を作ることができず肌のくすみや荒れの原因になるのです。

くすみの原因について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

肩こり・腰痛・むくみ

体が冷えると、交感神経が筋肉を収縮させて体温が逃げるのを防ごうとします。

そして、筋肉が収縮した状態が続くと肩こりや腰痛に繋がります。

また、交感神経には血管を収縮させる作用もあります。血管が収縮すると血流が悪くなるため、むくみに繋がるのです。

月経痛・月経不順

手足だけでなく子宮も冷えている場合、子宮の筋肉が収縮しやすくなり月経痛が酷くなることがあります。

また、冷えによって子宮の機能が低下すると、月経不順にも繋がります。

特に、冬に比べて冷たい飲み物を多く飲む夏は内臓が冷えやすくなります。暑い日も常温の飲み物で水分補給をすることが理想的です。

今日からできる!冷え性の対処方法

冷え性対策

実は、冷え性の対策は日常生活の中でできます。以下で紹介する対策をチェックして、今までの生活を見直してみましょう。

冷え性対策は最初は少し億劫に感じることもありますが、一度習慣化してしまえば簡単にできるようになりますよ。

また、自分で対処しても改善しない場合は、病院で相談することも大切です。

湯船に浸かる

「シャワーだけで済ませてしまう」という人もいますが、体の芯まで温めるためには38~39℃のお湯に30分浸かるのが理想的です。

お湯の温度によって体が温まるだけでなく、水圧によるマッサージ効果で血行不良の改善も期待できます。

「どうしても湯船に浸かる時間がない」という場合は、首や脇、足の付け根などにある大きな血管をシャワーで集中的に温めるようにしましょう。

運動して筋肉をつける

体の熱は筋肉で作られているため、筋肉量を増やすことによって冷えを改善できます。

上半身よりも下半身の方が筋肉が大きいため、ウォーキングやスクワットなどの下半身を動かす運動をすると効率的です。

運動習慣のない人は、自分の体力を考慮しながらできる範囲で始めてみましょう。

温かい服装を心がける

体を冷やさないためには、温かい服装を心がけることが大切です。

特に、首や手首、足首を温めると効果的です。皮膚の近くに大きな血管があるため、温めると全身に温かい血液が行き渡りやすくなるのです。

また、きつい下着や服は体を締め付けるため、血行不良の原因になります。自分の体のサイズに合った下着や服を選びましょう。

体を温める食べ物を食べる

温かい食べ物を食べたり、温かい飲み物を飲むと内臓から体を温められます。

夏は冷たいものが欲しくなりますが、冷え性を防ぐためには常温のものや温かいものがおすすめです。

また、食べ物には、体を温める陽性食品と体を冷やす陰性食品があります。以下のような陽性食品を積極的に摂るようにしましょう。

食品の種類 具体的な陽性食品
野菜類 人参、大根、ごぼう、かぼちゃ、生姜
肉類・魚類 豚肉、鶏肉、牛肉、あじ、いわし、まぐろ
その他 ごま、大豆、唐辛子

また、ビタミンやミネラルなどの栄養素が不足すると、体内で熱を作れず冷えに繋がります。栄養バランスにも気を付けて食事をするようにしましょう。

長く続くなら内科や婦人科で受診する

自分で体が冷えないように対策することも大切ですが、長く続くようであれば病院で相談しましょう。漢方を処方してもらえることがあります。

また、内科で相談できますが、女性の場合はホルモンバランスの乱れが冷えの原因となっていることもあるため婦人科でも構いません。

冷え性対策をして冷えとサヨナラしよう!

冷え性を放置していると、不眠や肌のくすみなどのトラブルに繋がります。湯船に浸かったり、運動を習慣化したりして症状が悪化する前に対策をしましょう。

自分ができる対策からコツコツと始めてみてくださいね。

また、自分で対策できない場合は、病院で相談することも大切です。気軽に内科や婦人科に行ってみましょう。