ゆっくりと寝たはずなのに、1日中眠気を感じていたり、集中力が続かなくて悩んでいませんか?もしかしたら、なかなか取れない眠気は蓄積された疲労のせいかもしれません。

今回は、疲労のタイプや回復方法について調査してみました。

疲れやすいと感じてるひとはなぜ眠い?

眠い

疲れた時に眠気を感じてしまう理由についてご説明します。

まず疲労とは、心身が消耗してしまい、回復のための休息を必要としている状態のことを指します。
眠気が発生するのには以下のような理由があげられます。

  • ・睡眠不足や栄養バランスが偏っている
  • ・ストレスが過剰に溜まっている
  • ・体の成長や健康の維持をさえぎったり負荷を感じる

    上記のような状態になると、脳が体を休ませるためにSOS信号を送ることで疲労を感じさせ、眠気が発生するといわれています。

    精神的な疲労を感じている

    仕事や家庭、友人など気をつかう環境の中にずっといると、脳はずっと緊張状態の中にいて常に休息が取れていないことになります。

    まず不安や緊張から睡眠不足が起きたり、食欲不振による栄養不足になるなどの不調が起きます。

    するとやる気が起きない、ネガティブになる、集中力がない、イライラするなどの疲労感や倦怠感が発生するのです。

    肉体的な疲労を感じている

    長時間働いていたり、立ち仕事やパソコン作業など、長時間同じ姿勢で作業していたり、体の一部に大きく負荷がかかり続けて筋肉が疲れてしまいます。

    筋肉が疲れると血行が悪くなり、乳酸が溜まった状態が慢性化すると筋肉疲労を起こします。

    また、筋肉を動かす過程の中で体内の酸素が活性酸素に変化します。

    活性酸素が原因で体内の細胞も酸化し、体が正常に機能しなくなることで肉体疲労が起こります。仕事の場合は、精神的疲労も合わさるので疲労感はさらに大きくなっていきます。

    疲れやすい原因と解決策を紹介

    疲労は休養と栄養で回復すれば問題はありませんが、疲れを放置してしまうと疲労感の慢性化、睡眠不足や老化、体重増加につながりますので気をつけましょう。

    また、疲労対策をとっているにもかかわらず、回復しない場合は以下のような可能性が考えられます。

    • 甲状腺や精神系の病気
    • 糖尿病
    • 脳梗塞
    • 睡眠時無呼吸症候群
    • 女性の場合は妊娠によるホルモンバランスの乱れ

    いつまでも疲労感が取れない場合や気になる症状があるときは医療機関で受診してみるのもひとつです。

    疲れやすさには、あらゆる原因が考えられます。疲労には思考タイプや、生活習慣が関わっている場合がありますので、特徴や簡単な解決策をいくつかご紹介していきます。

    脳の休養不足によって疲れが出ている

    十分な休養がとれておらず、情報過多で脳が疲れている可能性があります。ずっとパソコン作業に追われている人や、暇があればスマホを見てしまう人に多くみられます。

    脳の疲労には運動がおすすめ。適度な運動で酸素を送って脳の血流を良くすれば、心身の活性化につながります。

    脳と体の疲れのバランスをとることで、ぐっすりと眠ることが出来るようになるので、回復力もアップします。

    そして、時にはパソコンやスマホから離れ、情報を遮断するのも大事ですよ。

    気疲れによって疲れが出ている

    「~しなければならない」と完璧を求めて自分を追いこんだり、いつも周りに気をつかいすぎて、あれもこれもしなければと考え続けている人は、気疲れからの疲労が溜まっているかもしれません。

    同時に色々と考えてしまうことをやめて、やることに優先順位をつけて1つずつ片づけていく練習をすると、気持ちが少し楽になるでしょう。

    異常な疲れは肝臓機能低下の可能性も

    普段の食事がコンビニなどのお弁当屋、ジャンクフード、脂っぽいものばかりに偏っている人は肝臓の機能が衰えているかもしれません。

    そのほかにも、暴飲暴食をくり返していたり、お酒の飲みすぎや食品添加物のとりすぎ、薬の常用、喫煙などの生活習慣から肝機能が弱まり、疲労感や眠気が起きている可能性があります。

    改善するには、大豆や大豆製品、牛乳などから良質なタンパク質をとると、肝臓の修復や再生の手助けとなります。また、しじみは胆汁の分泌を良くして肝機能を高めてくれるので、おすすめです。

    40代の方で疲れが取れにくいと感じている人はこちらの記事もご覧ください。

    疲れや睡眠不足が太る原因に繋がることも

    疲れていたり、睡眠不足になると痩せてしまいそうですが、実は太る原因になってしまう場合があるのです。

    疲労感や睡眠不足が続くと脳が危機を感じて、エネルギーの消費をセーブするように体に指示を送ります。すると代謝が悪くなり、消費されずに中性脂肪が増えていき、体重も増えていくというわけです。

    疲労を感じる前のサインに注目しよう

    日本疲労学会によると、疲労とは「一般的に運動や労力など身体作業(運動)負荷あるいはデスクワークなどの精神作業を連続して与えられたときにみられる、身体的あるいは精神的パフォーマンス(作業効率)の低下」と定義づけられています。

    でも、疲労はある程度蓄積されてから起きるものです。その前に表れるサインとして、まず集中力が続かなくなり「飽き」始めます。

    そのまま休息をとらずに作業などを続けると、今度は「眠く」なってきます。そして最後に疲労感や倦怠感へと変化していくといわれます。

    この「飽きる」と「眠くなる」の2つのサインに早く気づいて、少し体を動かしてみたり、違うことをしてみたり、休息をとるようにすれば回復も早くなるので、作業に支障が出にくくなるでしょう。

    疲れや眠いと感じた時の対策方法

    仕事をしている最中になかなか違うことをするわけにもいかず、疲労感や眠気を感じた場合はどうすれば良いのでしょうか?

    お休みや空いた時間でも取り入れやすい、溜まった疲労への対策方法をご紹介します。

    漢方薬を使用する

    疲労や倦怠感を感じた時に服用するのにおすすめな漢方を効能とともにご紹介します。

    漢方薬 補中益気湯 十全大補湯 人参養栄湯
    効果 体力虚弱、胃腸の働きが衰え、疲れやすい虚弱体質、疲労・倦怠感など 体力虚弱な方の病後・術後の体力低下、疲労・倦怠感など 体力虚弱、疲労・倦怠感、貧血など

    食生活を見直して栄養を補給する

    疲労を取り除き、溜めないようにするには食生活の見直しも重要です。疲労を感じているときにおすすめの栄養素と食材をご紹介します。

    ビタミン ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンB6 カルシウム イミダゾールペプチド
    効果 糖質をエネルギーに変える。豚肉に多く含まれます。 タンパク質・脂質・糖質の代謝の手助け。疲労原因物質の除去。きのこに多く含まれます。 タンパク質をエネルギーに変える。バナナに多く含まれます。 精神的疲労やストレスの緩和。小魚や大豆製品・乳製品に多く含まれます。 精神的疲労やストレスの緩和。小魚や大豆製品・乳製品に多く含まれます。

    偏った栄養を多く摂取するのではなく、バランスよくとるように心がけましょう。

    疲れを取る食べ物について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

    運動を行いエネルギーを作る

    運動を行うと、体内では代謝が起こります。代謝とは食事などから吸収したものが、体内でさまざまな経路を経て体を作る栄養となって、各器官に吸収されることを指します。

    そして残りが老廃物となって排出されます。

    運動不足になるとエネルギーになりきれなかった脂質や糖が中性脂肪へ変化します。

    肥満や肝臓が疲れて疲労や倦怠感、眠さの原因となってしまいますので、日ごろから気分転換に少しでも体を動かす意識をしましょう。

    外に出て太陽の光を浴びてみる

    「サーカディアンリズム」というものをご存知でしょうか?サーカディアンリズムとは、体温やホルモンの分泌によって、体が無意識のうちに24時間周期に調整することです。

    サーカディアンリズムが乱れると、体のリズムが崩れて1日中眠くなってしまいます。

    朝起きて太陽の光を浴びると、眠気の原因となるメラトニンの分泌を抑えることが出来て、体のリズムや自律神経が整うのです。

    疲労回復のコツをつかんで眠くなりにくい体に

    いかがでしたか?疲労回復は意外と簡単な方法ばかりです。

    早めに体のSOSに気づき、自分に合った方法を取り入れてみると、今までとはまるで違った疲れにくい毎日を過ごすことが出来るようになるでしょう。

    体に必要なものを補って、健康的で充実した日々を過ごしてくださいね。