保湿はスキンケアの基本であるため、保湿を怠ったり間違った方法で行うと美肌からはどんどん遠のいてしまいます。

保湿のメカニズムやアイテム選びの方法、正しい保湿方法などについて詳しく解説します。

スキンケアでお肌が保湿されるための条件

保湿の条件

保湿というのは聞き慣れた言葉ですよね。

しかし、保湿されたお肌とはどのような状態を指すのでしょうか?答えは、「肌がバランスよく水分と油分を保持している状態」です。

「水分だけでは保湿できないの?」と思う人もいるかもしれません。しかし、油分がなければ、水分はすぐに蒸発するため、お肌は乾燥してしまいます。

水分の蒸発を防ぐためには、蓋の役割をする油分も必要なのです。

日頃から水分をしっかり飲んだり、良質な油分をバランスよく摂ることでもお肌の保湿力をアップさせることはできます。

外部からのスキンケアが基本ではありますが、今後は美肌のために食事も意識してみてくださいね。

お肌の保湿のメカニズムについて

保湿のメカニズム

お肌を保湿するためには水分と油分が大切だということは分かりましたね。それでは、次は保湿のメカニズムについて見ていきましょう。

お肌の内部の保湿を支える角質層

角質層について

まず、お肌の保湿の要となっているのが角質層と呼ばれる部分。

肌の表面にあり、その薄さは約0.2mmです。

食品用ラップ程度の薄さしかありませんが、この角質層が水分を保持していることによって、うるおったお肌が保たれるのです。

そして、お肌にうるおいがあることによって、ハリや柔らかさが生まれます。つまり、若々しいお肌を作るためには、角質層のケアが大切だということです。

外部の刺激からお肌を守る角質層のはたらき

角質層には、水分を保持するはたらきの他に、紫外線やほこりなどの外部刺激からお肌を守るはたらきもあります。

通常、古くなった角質層は肌のターンオーバー(生まれ変わり)によって剥がれ落ち、新しく健康な角質層が表面に現れます。

そうすることによって、常にバリア機能は保たれます。

しかし、乾燥などによってターンオーバーが乱れると、バリア機能は低下します。つまり、お肌を外部刺激から守るためにも保湿は大切なのです。

角質層にある保湿の要素

保湿の要素について

次は、角質層がどうやって水分を保持しているのかについて解説します。

皮脂膜が乾燥を防ぐ

角質層の上には、皮脂腺から分泌された皮脂と汗腺から分泌された汗が混じり合ってできた皮脂膜というものがあります。

皮脂膜はクリームのような効果を果たし、お肌から水分が蒸発するのを防ぎます。

また、他にも、外部から細菌が侵入するのを防ぐ役割や、暑さや寒さかお肌を防ぐ役割などもあります。

しかし、皮脂膜は人のお肌から作られるもの。当然ですが、天然成分からできています。

時間が経って古くなると酸化してお肌に悪影響を与えることもあります。毎日洗顔して、新しい皮脂膜ができるのをサポートしてあげましょう。

角質細胞間脂質とNMFが水分保持

角質層は角質細胞と呼ばれる細胞がブロックのように10~20層ほど重なってできています。

しかし、そのままでは角質細胞が剥がれやすくなり、水分が蒸発してしまいます。そこで登場するのが角質細胞間脂質という物質です。

角質細胞間脂質が角質細胞の隙間を埋めることによって、水分が蒸発から防がれ、ツルンとしたお肌を作ることができるのです。

そして、角質細胞の中にはNMF(天然保湿因子)というものが入っています。

NMFには水分を保持する働きがあり、NMFに水分が多く含まれていることによって弾力がある柔らかいお肌になれるのです。

つまり、保湿された状態というのは、皮脂膜と細胞間脂質、NMFの3つの要素が正しく働いている状態なのです。また、加齢によって皮脂膜やNMFは減少します。

若い頃は脂性肌だったのに、年とともに皮脂膜やNMFが減少すると乾燥肌になるということもあります。

乾燥肌が悪化する前に、乾燥肌化粧水に変えるなど保湿方法を見直すことが大切です。

保湿力が高いスキンケア商品の特徴と使い方

スキンケア商品の特徴

お肌を保湿するためには、保湿力が高いスキンケア商品を選び、正しくスキンケアを使用することが大切です。次は、アイテムの選び方と保湿方法について解説します。

保湿力の高いスキンケア商品の選び方は?

お肌を保湿するためには、水分を与えたり保持できる成分と水分の蒸発を防げる成分(油分)が配合されていることが大切です。

おすすめの成分表示を表にまとめたので、是非ご覧ください。

成分の種類 具体的な成分名
水分の保持に関わる成分

・ヒアルロン酸

・コラーゲン

・セラミド

・エラスチン

・プラセンタ

・アミノ酸

・グリセリン

・BG

・ビタミンC誘導体など

また、有名ブランドの商品がよいとは限りません。成分表を見て、上記のような成分がしっかり配合されているか、ご自身の目でチェックするようにしましょう。

スキンケア商品の正しい使い方は?

1つで保湿から化粧下地までの役割を果たすオールインワンタイプのスキンケア商品もあります。

しかし、ここでは5つ基礎化粧品を使用してお肌を保湿する方法について解説します。

  1. 洗顔
  2. 化粧水
  3. 美容液
  4. 乳液
  5. クリーム

1.肌を清潔にしてくれる洗顔

お肌が汚れていては、スキンケア商品の吸収が悪くなります。肌を清潔にするために、まずは洗顔からスタートしましょう。

しっかり泡立てた泡をお肌の上で動かすように優しく洗いましょう。

ゴシゴシ擦ってしまうと、お肌が傷むだけでなく、必要以上に皮脂が落ちてしまいます。そうすると、お肌が乾燥する原因に。

また、すすぎには35℃前後のぬるま湯を使用しましょう。冷たい水では十分に汚れが落とせませんし、熱いお湯では皮脂が落ちすぎてしまうためです。

2.水分を補充してくれる化粧水

洗顔後は皮脂膜が少なくなっており、お肌が乾燥しやくなくります。洗顔が終わったら1分以内に化粧水で水分を補充しましょう。

この時、化粧水は手のひらを使って優しく押し込むように塗ります。

化粧水を叩き込むように塗るパッティングという方法もあります。

一時は美容業界でも話題となった方法ですが、強く叩いたり、何度も叩くことによって赤ら顔の原因になってしまいます。お肌を傷つける原因にもなりますので、パッティングを行う際は優しく行うようご注意ください。

3.水分や栄養をサポートしてくれる美容液

次は美容液でお肌に必要な水分や栄養をサポートしましょう。こちらも、化粧水と同様に優しく塗ることがポイントです。

また、美容液の中にはシミやシワ、たるみなどの肌悩みに働きかけてくれるものがあります。

ご自身の悩みに合う美容成分が配合されている商品を選んでくださいね。

4.水分を逃がさない乳液

化粧水と美容液だけではお肌の水分が蒸発してしまいます。油分が含まれている乳液で蓋をしましょう。

こちらも優しく塗るのが基本ですが、顔の内側から外側へ、下から上へとマッサージするように塗ってもよいでしょう。

5.油分を多く含んでるクリーム

クリームは乳液よりも多く油分が配合されているアイテム。

皮脂が十分分泌されている人が必要以上に付けてしまうと、ベタつきやニキビなどの肌トラブルの原因になってしまいます。

また、クリームは肌の乾燥を防いでくれます。

ご自身のお肌の状態に合わせて量を調節したり、乾燥が気になる部分にのみピンポイントで使用してみましょう。

保湿方法をマスターして美肌を目指そう

保湿を怠れば、乾燥などの肌トラブルの原因に。また、お肌のバリア機能も低下するため、細菌や紫外線の影響を受けやすくなります。

そうならないためには、水分と油分をバランスよく補えるようなスキンケア商品を選び、正しく使用することが大切です。

お肌をしっかり保湿して、弾力のあるモッチリ肌を目指しましょう!